病気をしたことのない健康な人はつい体に対する注意を怠りがちですが、如何なる場合も健康に対する異変は早めに察知することが最も大切です、それには簡単な知識は大切と思われます。
糖尿病などの生活習慣病は、それぞれの病気が別々に進行するのではなく、おなかのまわりの内臓に脂肪が蓄積した内臓脂肪型肥満が大きくかかわるものであることがわかってきました。内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
内臓脂肪が過剰にたまっていると、糖尿病や高血圧症、高脂血症といった生活習慣病を併発しやすくなってしまうのです。しかも、「血糖値がちょっと高め」「血圧がちょっと高め」といった、まだ病気とは診断されない予備群でも、併発することで、動脈硬化が急速に進行します。
肥満の度合いを表す値で次のように計算します。(BMIは24以下が望ましい)
BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)
BMIが | 18.5未満--------- | 低体重 |
18.5~25--------- | 普通 | |
25以上----------- | 肥満 |